NIC MANIA > LANカードレビュー > 3C905-TX |
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秋葉原の露店でジャンク扱いで購入した3com製3C905搭載NIC。恐らく販売時の名称は『3COM EtherLink XL10/100』と思われます。 ジャンクらしいジャンクとして売られていたので、このNICの過去の経歴はとても想像できません。あまり良い状態の品ではなかったので 動くかどうか心配でしたが、さすが3com(?)、しっかり動きました。 1996〜97年製のこのNICの性能が今でも通用するのか、非常に興味が沸きます。 |
・コントローラーチップ 3com製“3C905”。 様々なOSでサポートされ、しかもドライバがしっかりしていたため、3C905Bや3C905Cが出た後でも このチップはUnix系OSで愛用されていたようです。 |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは3個。 「ACT」,「10」,「100」 |
・Boot ROM ソケットのみで、ROMは載っていません。 |
・トランスフォーマー bel製“9742E-S1” |
フレッツスクエアでの速度測定
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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基板のマーキングは1996〜97年製のこのNIC、NETBEUIでの通信時では気になるほどの負荷はありませんでしたが、TCP/IP通信時は3C905B/Cやi8255xと比較する以前に、 現在主流の高負荷チップ“RTL8139D”より遙かに高いCPU負荷でした。その高さはGbE通信時のそれに匹敵するほどで、まさかこれだけの負荷を100Base-TX通信下で出すとは思いませんでした。 また、3com製NIC特有の「3com製ドライバよりもWindows標準ドライバの方が負荷が低い」という現象は見られませんでした。 ジャンクでは安いと\500程度で3C905B-TX(M)が購入可能ですが、3com製NICといえどもお勧めできない製品です。 |