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3Com 3C905B-TXレビュー


2003.03.06

3Com 3C905B-TX全景
メーカー 3Com
製品名 3C905B-TX
購入価格 \500(2003年1月:ジャンク扱い)
採用チップ 3com:3C905B
WOL端子
WOLケーブル付属
ACPI対応
LowProfile対応 ×
対応OS Windows3.X〜
NetWare
UNIX
DOS
OS/2
OS/2 Warp
LAN Manager


知人より借り受けた、3com製3C905B搭載NIC。
基板にある製品名は3C905B-TXですが、販売時の名称は「Fast EtherLink XL 10/100 TX NIC」です。
3C905B-TXMとの違いはBootROMの存在で、この製品にはソケットのみ搭載されているだけで、 BootROMは載っていません。どうやら3com製品は、型番に『M』が付くとBootROM有りのモデルで、M無し、または『NM』の型番にはBootROM 無しモデルのようです。

また、コントローラーチップの製造番号から考えると、3C905B-TXMよりこちらの方が古そうです。これによるパフォーマンスの違いは出るのでしょうか。

3com社Webでは既にデータシートや製品情報が無くなってしまっていますが、 ユーザーガイド(PDF形式)がありました。 どうしてもマニュアルが欲しいという方はダウンロードしてみてください。

3com社で提供されているドライバはこちら



ネットワークコントローラーチップ
・コントローラーチップ

3com製“3C905B”。
Intelに並んで高性能なネットワークコントローラーチップを製造しているのが3com社です。 幅広いOSをサポートし、Windowsはもちろんですが、 それよりもUNIX系OSで非常に高い評価を得ており、「鉄板」とも呼ばれています。
3C905Bは一世代前のコントローラーチップですが、高性能,低負荷でPHYも内蔵しています。
高負荷時でもほとんど発熱しません。
リリースノートはこちら(PDF形式)

・ブラケット部

ステータス確認用のLEDは3個。
「ACT」,「10」,「100」

・WOL端子

通常のWOLケーブルで接続できます。

・トランスフォーマー

bel製“9*20B-S1”
*の部分は判別不能でした・・。


フレッツスクエアでの速度測定
フレッツスクエアでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN65044
PPPoEフレッツ接続ツール1.5E
※対象NICで5回測定した直後にPro/100 Sで5回測を行い、それぞれの平均値をグラフに示した。




エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送測定方法はこちら


ローカル-リモート間ファイル転送速度
測定環境
ローカルPCメインPC
リモートPCセカンドPC
接続形態Hub経由
接続速度100Mbps / Full Duplex
転送ファイル容量300MB
※ダミーファイルをエクスプローラーにて転送し、5回の平均転送時間を元に転送速度を求めた。測定にはストップウォッチを使用した。
・CPU負荷
Remote → Local (Download) Local → Remote (Upload)
Pro/100 S
(PROSetII:6.4)
Download時CPU負荷

Upload時CPU負荷

3C905B-TX
(Win2000デフォルト)
Download時CPU負荷 Upload時CPU負荷
3C905B-TX
(3com:4.31)
Download時CPU負荷 Upload時CPU負荷
3C905B-TX
(3com:4.8)
Download時CPU負荷 Upload時CPU負荷



データ転送時間とチップ表面温度(℃)
チップ表面温度
測定環境
ケース内温度
(測定開始時)
27.0℃
ケース内温度
(測定終了時)
27.2℃
室温23.4℃
接続速度100Mbps / Full Duplex
転送プロトコルNETBEUI
※温度変化が30秒以上観察されなくなるまでダミーファイルを連続的に転送した。



総合評価

今回テストした限りでは3C905B-TXMと差異が認められませんでしたので、そちらのほうをご覧下さい。