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3com 3C905C-TXMレビュー


最終更新：2003.09.25

Pro/1000 MTカード全景
メーカー 3com
製品名 3C905C-TXM
購入価格 \500（2003年1月：ジャンク品として）
採用チップ 3com：3C905C
WOL端子 無
WOLケーブル付属 無
ACPI対応 ○
LowProfile対応 ×
対応OS Windows98〜XP
Unix系OS


DELL製PCに組み込まれていたと思われる、3com製“3C905C”搭載LANカード。
カードには3comのロゴが入っていますが、3comのWebには製品情報がありません
これと全く同じ型番のドライバはDELLのWebからダウンロードできるようになっています。
類似の型番で3comブランドとして販売されている ”3C905C-TX-M” ”3C905CX-TX-M” とは別物ですのでご注意下さい。
3comからダウンロードできるドライバはこちら。
DELL提供の3C905C-TXMドライバはこちら。

このカードはバグ持ちらしく、ASUS製のマザーボード（P4T，CUSL2，CUSL2-C)でBootRomが干渉して起動しなくなるというトラブルが報告されています。


ネットワークコントローラーチップ
・コントローラーチップ

3com製“3C905C”
”3C905Bの改悪版”と言われています。3C905Bとの違いは、PCI2.2の対応です。
3ComのNICは共通して”3Com Desktop Management Interface (DMI) Agent”が使えますので、詳細設定やドライバのバージョンを知るのに便利です。

それにしても”BROADCOM 5904”という印字が気になります。
・ブラケット部

ステータス確認用のLEDは3個。
「ACT」，「10」，「100」
・トランスフォーマー

Pulse製H1154”。データシートは見つけられませんでした・・・。

フレッツスクエアでの速度測定
フレッツスクエアでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN65044
PPPoEフレッツ接続ツール1.5D
※対象NICで5回測定した直後にPro/100 Sで5回測を行い、それぞれの平均値をグラフに示した。



・speed.rbbtoday.comでの速度測定
RbbTodayでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN260176
PPPoEフレッツ接続ツール1.5E
※対象NICで5回測定した直後にPro/100 Sで5回測を行い、それぞれの平均値をグラフに示した。




・Studio Radishでの速度測定
Studio Radishでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN260176
PPPoEフレッツ接続ツール1.5E
※測定品質90以上のデータの平均値を、それぞれのNICについてグラフに示した。




エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送（測定方法はこちら）


ローカル-リモート間ファイル転送速度
測定環境
ローカルPCメインPC
リモートPCセカンドPC
接続形態Hub経由
接続速度100Mbps / Full Duplex
転送プロトコルTCP/IP
転送ファイル容量300MB
※ダミーファイルをエクスプローラーにて転送し、5回の平均転送時間を元に転送速度を求めた。測定にはストップウォッチを使用した。
・CPU負荷
Remote → Local (Download) Local → Remote (Upload)
Pro 100/S
TCP/IP
(Intel:PROSet8.2)



3C905C-TXM
TCP/IP
(win2000標準)		 Download時CPU負荷

 Download時CPU負荷
3C905C-TXM
TCP/IP
(3com:4.3.1)		 Download時CPU負荷

 Download時CPU負荷
3C905C-TXM
TCP/IP
(3com:4.8.0)		 Download時CPU負荷

 Download時CPU負荷
参考：
Pro 100/S
NETBEUI
(Intel:PROSet6.4)		 Download時CPU負荷

 Upload時CPU負荷

参考：
3C905C-TXM
NETBEUI
(win2000標準)		 Download時CPU負荷

 Upload時CPU負荷




データ転送時間とチップ表面温度(℃)
チップ表面温度
測定環境
ケース内温度
(測定開始時)		30.0℃
ケース内温度
(測定終了時)		33.7℃
室温22.4℃
接続速度100Mbps / Full Duplex
転送プロトコルNETBEUI
※1GByteのダミーファイルを、チップ表面の温度上昇が無くなるまで転送した。
総合評価

ver.4.8のドライバでは何故かリモート→ホストの転送が遅くなりました。それ以外のドライバでは問題なく動作し、3C905B-TX-Mと同等の優秀な成績でした。特記すべきはチップの温度で、i82558等と違い、ほとんど発熱は見られませんでした。
店によってはバルク状態で\3980程度で販売されている現役LANカードですので、もし安く見かけたら購入して損はなさそうです。