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HP Compaq製PC『d330 MT/CT』シリーズの
オンボードLANとして搭載されている『Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet Controller こと "BCM5702"』。
最近のオンボードLAN(GbE)としてよく搭載されているのでご存じの方も多いと思います。 今回は自宅と違う場所のPCを使ってのレビューですので、他のレビューとは環境が大きく異なります。そのため他のGbE NICとの比較は難しいかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。 |
ドライバの設定画面 | このオンボードLANコントローラーの設定画面を確認したところ、初期設定ではIP Checksumが送信側のみ(Tx TCP/IP Checksum)になっていました。 |
・コントローラーチップ Broadcom製の “BCM5702”。 Broadcomのリリース情報には競合する他のGbEコントローラーよりも41%性能が良いという記述があります。 ワンチップ型10/100/1000Mbps LANコントローラーで、パッケージは0.13umプロセスで製造された196pin BGA。 16KBのキャッシュを持ったRISCコアを2つ内蔵し、96kbのPacket Bufferを搭載しています。 32bit,33MHzのPCIに対応し、PCI2.2に準拠しているのでLOMが利用可能な他、VLAN,Tx/Rx TCP/IPチェクサム,フロー制御,9kbのジャンボフレームにも対応しています。 最近はオンボードGbEとして、 IntelのPro/1000MT(i82540EM) と並ぶくらい多く搭載されています。 |
・トランスフォーマー Lankom製“SQ-H40B(pdf形式)”。 |
今回の測定環境は以下のようになります。
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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今回の測定は他所で行ったため、今までのレビューと測定環境が大きく異なります。そのため、GbE環境下での通信速度が他のGbE NICのレビューよりも明らかに低くなってしまいました。 ボトルネクがあるとすれば恐らくリモートPCであるPandoraの方ですので、ドライバの設定やMTURWIN等の調製をしてみましたが、他のGbE NICのような速度にはなりませんでした。 この結果で判断する限り、100Base-TX環境下ではBCM5702がPro/100 Sよりも低負荷で、GbE環境ではほぼ互角の負荷のようです。GbE環境時のUploadはBCM5702の方が高負荷に見えますが、その分速度が速くなっているので簡単には比較できません。 ただし、GbE環境下でBCM5702のダウンロード時は、速度が不安定になることがありました。通信が途中で途切れることはありませんでしたが、それだけが気になります(リモートPC側の問題も十分に考えられます。) とかいうものの、オンボードLANとしては非常に優れているのではないでしょうか。 |