NIC MANIA > LANカードレビュー > FastEther II PCI-TX


corega FastEther II PCI-TXレビュー


最終更新:2003.10.11

LANカード全景

メーカー corega
製品名 FastEther II PCI-TX
購入価格 \479(2002年11月・ジャンク品として)
採用チップ ADMtek:AL983B
WOL端子
WOLケーブル付属
ACPI対応
LowProfile対応 ×
対応OS Windows95,98,Me,NT,2000
Turbo Linux7.0, Redhat Linux7.1


最終ドライバはこちら
マニュアルはここで入手可能です。



ネットワークコントローラーチップ
・コントローラーチップ

マーキングは”DL10030”ですが、 中身はVIA製“VT86C100A”です。

128PINのPQFPパッケージで、PCI 2.1に対応。2KbyteのFIFOバッファーを内蔵しています。
VIA提供のドライバはこちら

・ブラケット部

ステータス確認用のLEDは1個で、「LINK/ACT」のみ。

・トランスフォーマー

LANKom製のLF-H50X(PDF形式)




フレッツスクエアでの速度測定
フレッツスクエアでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN65044
PPPoEフレッツ接続ツール1.5E
※対象NICで5回測定した直後にPro/100 Sで5回測を行い、それぞれの平均値をグラフに示した。




エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送測定方法はこちら


ローカル-リモート間ファイル転送速度
測定環境
ローカルPCメインPC
リモートPCセカンドPC
接続形態Hub経由
接続速度100Mbps / Full Duplex
転送プロトコルTCP/IP
転送ファイル容量300MB
※ダミーファイルをエクスプローラーにて転送し、5回の平均転送時間を元に転送速度を求めた。測定にはストップウォッチを使用した。
・CPU負荷
Remote → Local (Download) Local → Remote (Upload)
Pro 100/S
TCP/IP
(Intel:PROSet8.2)




FE II PCI-TX
TCP/IP
(corega:1.3)
Download時CPU負荷

Download時CPU負荷

FE II PCI-TX
TCP/IP
(VIA:3.15)
Download時CPU負荷

Download時CPU負荷

参考:
Pro 100/S

NETBEUI
(Intel:PROSet6.4)
Download時CPU負荷

Upload時CPU負荷

参考:
FE II PCI-TX

NETBEUI
(corega:1.3)
Download時CPU負荷

Upload時CPU負荷



総合評価

VIA製“VT6102”を搭載したNIC“ET100-PCI-S”ではドライバひとつで劇的な変化がみられましたが、このNICではドライバを変更しても 顕著な変化はみられませんでした。
どちらかというとVIA製ドライバを使用したほうがDownload時の負荷が低くなりそうですが、例によってUpload速度が低下します。

VIA製コントローラーチップはあまり良い噂を聞かないので、VIA愛好家でない限りはあえて使いたくはないNICです。