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corega FEther PCI-TXSレビュー


LANカード全景
メーカー corega
製品名 FEhter PCI-TXS
購入価格 \980(2002年5月)
採用チップ Realtek:RTL8139C
WOL端子
WOLケーブル付属
ACPI対応
LowProfile対応 ×
対応OS Windows95〜XPまで全て
MacOS8.0〜9.1(ドライバ非添付)
Linux(ドライバ非添付)


coregaから販売されている10M/100M対応PCIバスLANカード。
販売店によっては\1000を切る低価格にもかかわらずWOL端子やケーブルが付属しているお買い得モデルです。
残念ながらLowProfileには非対応ですのでご注意ください。Red Hat LINUX7.2でもインストール時に自動的に認識してくれるので、かなり使い勝手が良いです。
消費電力は5V,300mAなので1.5W。



ネットワークコントローラーチップ
・コントローラーチップ

Realtek製“RTL8139C”は、今日恐らく最も多くのLANカードで使用されているネットワークコントローラーです。
10/100Mbps、WOLに対応し、Full Duplex Flow Control (IEEE 802.3x) もサポート。PCIクロックも40MHzまでいけるそうです。

このチップを採用した製品の一番の利点は、最近のOSであればOSデフォルトのドライバで認識されるということです。つまり、ドライバをインストールする作業が必要ありません(Win2000,XP,RedHatLINUX7.2では確認済み)。
「付属のドライバFDを無くしてしまったからダウンロードしようと思ったけど、LANカードが認識されてないからダウンロードできない!」 という経験、ありませんか?(笑)

また、ドライバを必要とするにしても、Mac、UNIX系をはじめ、幅広いOSで使用できるのもこのコントローラーチップの特徴です。
Realtek製のドライバはこちら

・ブラケット部

ステータス確認用のLEDは2個。
LINK/ACT と、 Full Duplex。

・WOL端子




・トランスフォーマー

LANKom製のLF-H50X(PDF形式)




フレッツスクエアでの速度測定
フレッツスクエアでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN65044
PPPoEフレッツ接続ツール1.5D
※対象NICで5回測定した直後にPro/100 Sで5回測を行い、それぞれの平均値をグラフに示した。




speed.rbbtoday.comでの速度測定
RbbTodayでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN260176
PPPoEフレッツ接続ツール1.5D
※対象NICで5回測定した直後にPro/100 Sで5回測を行い、それぞれの平均値をグラフに示した。




Studio Radishでの速度測定
Studio Radishでの速度測定
測定環境
PCメインPC
接続形態ONU直結
MTU1454
RWIN260176
PPPoEフレッツ接続ツール1.5D
※測定品質90以上のデータの平均値を、それぞれのNICについてグラフに示した。




エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送測定方法はこちら


ローカル-リモート間ファイル転送速度
測定環境
ローカルPCメインPC
リモートPCセカンドPC
接続形態Hub経由
接続速度100Mbps / Full Duplex
転送ファイル容量300MB
※ダミーファイルをエクスプローラーにて転送し、5回の平均転送時間を元に転送速度を求めた。測定にはストップウォッチを使用した。
・CPU負荷
Remote → Local (Download) Local → Remote (Upload)
Pro 100/S



feter_pci-txs Download時CPU負荷 Upload時CPU負荷




総合評価

他のRTL8139C搭載NICと比較してもほとんど変わらず、平均的な成績です。
やはりCPU負荷が高いというRTL8139xシリーズの宿命からは逃れられません。