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VIA製“VT6105”を搭載したNICは本製品で2個目でしょうか。 コンセプトはcorega製FEther PCI-TXAと同様に、LANケーブルのストレートとクロスを自動認識する”Auto MDI-X”搭載です。 基板のレイアウトはリファレンス通りのためか、FEther PCI-TXAとまったく同じで、唯一違うのはWOL端子が無いことです。 ただし価格がFEther PCI-TXAの半額程度ですから、WOL機能が不要な場合は断然こちらのほうがお買い得でしょう。 PCI 2.2に準拠し、消費電力は最大1.8W。 同梱されているマニュアルの印刷が安っぽくなったのが気になります。GREEN HOUSE製品のマニュアルはもともと他社よりも薄い (他社が無意味に厚いだけ)傾向がありますが、この製品のマニュアルは それに輪をかけて印刷までもがチープです。これはちょっと一般 ユーザーには印象が悪いかと思われます。 |
・コントローラーチップ VIA製“VT6105”。 ”VT6102”の後継です。 パッケージ外見こそVT6102と同じ128pin PQFPですが、中身は0.35umから0.22umプロセスに変更されています。 さらにPHY層までを内蔵したワンチップ型となったので、結果として基板のデザインがシンプルになりました。 また、VLANをサポートし、省電力化も計られたようです。 VIA提供のドライバはこちら。 |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは2個。 「100」 ,「LNK/ACT」 |
・WOL端子 WOL用の空きパターンが確認できます。 |
・トランスフォーマー TAIMAG製“HE-012D”(PDF形式) |
フレッツスクエアでの速度測定
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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消費電力が低く、Auto MDI-Xに対応しているとはいえ、NETBEUIでの通信では目も当てられないほどの高負荷でした。 TCP/IPでの通信時はCPU負荷はそうでもないものの、速度の面で劣ります。いずれにしても使い物になりません。 もしかするとVIA製チップセットのM/Bとは相性が良いかもしれませんが、VIA製コントローラーチップは昔から相性の悪さや高負荷で有名ですので、 FEther PCI-TXC+と同様、「VIAが好き」という理由がない限りはお勧めできません。 |