LAN内ファイル転送時における各コントローラーチップ搭載NICのCPU負荷をまとめると以下のようになりました。
※結果は当環境での測定値であり、この結果が常に正しいという保証はありません。参考程度にご利用ください。
まとめ
CPU負荷 |
チップ名 |
高 |
Realtek:RT8139C
VIA:VT610x
SMC:SMC9432 |
中 |
それ以外 |
低 |
Intel:8255x
3com:3C905B/C
National Semiconductor:DP83815DVNG
SiS:SiS900
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速度比較ではあまりパッとしないというか、曖昧で正確性に欠ける感がありましたが、CPU負荷については はっきりと差が出ています。
まず、VIA製チップVT6102・6105と、Reltek製チップRT8139C・8139Dを搭載したNICは負荷が高いという噂は本当でした。
グラフの通り、Download,Upload共に他よりも高い値を推移しています。
逆に負荷の低いNICは、NS製チップを搭載したFA311,ET100-PCI-Lと、Intel,3com製NICでした。
Intel・3Comのコントローラーチップは元々CPU負荷が低いということで有名ですが、これも噂通りの結果と言えます。
上記以外のコントローラーチップを搭載したNICでは、CPU負荷の差異は微妙なところです。
スループットが上がれば当然CPUの負荷も上がる傾向にありますので、それにもかかわらず、少なくともUploadではほぼ最高速を叩き出して
いるPro/100 Sや3C905B-TX,3C905C-TXMが他のNICに比べてCPU負荷が低いというのは特記に値するのではないでしょうか。
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