NIC MANIA > LANカードレビュー > 3C905B-TXM |
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秋葉原の露店でジャンク扱いで購入した3com製3C905B搭載NIC。 DELL Computer社のシールが貼られた袋に入っていたので、恐らくはリースPCの減価償却期間が終了して放出されたのではないでしょうか。 1999年では\6000以上した高級NICが、ジャンクながらも\500というお買い得価格で売られていては買わずにいられません。 3com社Webでは既にデータシートや製品情報が無くなってしまっていますが、 ユーザーガイド(PDF形式)がありました。 どうしてもマニュアルが欲しいという方はダウンロードしてみてください。 3com社で提供されているドライバはこちら。 DELL社Webで見つけたドライバはこちら。 |
・コントローラーチップ 3com製“3C905B”。 Intelに並んで高性能なネットワークコントローラーチップを製造しているのが3com社です。幅広いOSをサポートし、Windowsはもちろんですが、 それよりもUNIX系OSで非常に高い評価を得ており、「鉄板」とも呼ばれています。 3C905Bは一世代前のコントローラーチップですが、高性能,低負荷でPHYも内蔵したワンチップ型です。 機能面では、フロー制御,Tx/Rx TCP/IP checksumがあります。 リリースノートはこちら(PDF形式) |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは3個。 「ACT」,「10」,「100」 |
・Boot ROM AMTEL製“AT29C512”。 普通の5.0V,512Kbit(64Kx8)Flash ROMです。 |
・WOL端子 通常のWOLケーブルで接続可能のはずです。 |
・トランスフォーマー bel製“9850B-S1” |
フレッツスクエアでの速度測定
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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1998年製ながらも抜群のパフォーマンスを発揮し、CPU負荷についてもIntelのPro/100Sとほとんど変わりませんでした。 コントローラーチップの発熱はそれなりにありますが、高負荷時の温度変化は1℃程度でした。 \500という価格を含めて考えれば、はっきり言って余分に持っていても損はしないLANカードです。 |