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USB2.0対応のLANアダプタとしては一番最初に登場した製品。 USB1.1の最大データ転送速度は12Mbpsなのに対しUSB2.0は480Mbpsですから、理論上USBの帯域がボトルネックになることはありません。 一方でUSB接続のLANアダプタはCPU負荷が高いと言われています。 USB1.1程度の速度では最近のPCでは負荷にならないようですが、これがUSB2.0という、LANの100Mbpsを超えた高速なデータ転送が 可能なインターフェースによって提供されるときは一体どうなるのか、非常に興味深いところです。 リモートによるWakeupに対応。 Windows2000では ”ASIX AX88172 USB 2.0 to Fast Ethernet Adapter”として認識されました。 |
・分解図 | 基板表面 |
基板裏面 |
・PHYコントローラー Bothhand製“ TS6121A”(PDF形式) 10/100 BaseT Pulse Transformer (SMD) の小型版です。 |
・USB to Ether変換 ASIX製“ AX88172”(PDF形式) USBからEthernet変換を行うチップ。USB1.0/1.1/2.0に対応。 正確には『USB2.0 to MII (Fast Ethernet/HomePNA) Controller』だそうです。 パッケージは80-pin LQFP。基板裏面にありました。 |
・PHYコントローラー KENDIN製“ KS8737”(PDF形式) |
・上部 ステータス確認用の単色LEDが2個あります。 「LINK/ACT」,「10/100」 |
フレッツスクエアでの速度測定
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・speed.rbbtoday.comでの速度測定
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・Studio Radishでの速度測定
LANアダプタの問題か、それとも845PEチップセットのUSBコントローラーの問題なのかは判りません。 |
エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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USB2.0対応のLANアダプタとしては一番最初に登場した製品ですが、やはりUSB接続であるが故にCPU負荷は高いものとなっています。 また、ドライバ不良のためか、Upload時に頻繁にハングアップするというほどの不安定さを考えると常用するのは正気の沙汰とは思えません。 あくまでUSB2.0デバイスを持つ製品で、PCの箱を開けるのが嫌,PCIスロットが無い,もしくはNICの2枚差しをしたいという特殊な事情や 用途意外では購入価値は無いでしょう。 |