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新種のギガ蟹がPLANEXより出てきました。 コントローラーチップに“RTL8169”の後継である“RTL8169S”を使用していて、基板上のパーツ量が驚くほど少ないのが特徴です(むしろ不安です)。 一見しただけでは100Base-TXのRTL8139xシリーズNICと見間違えてしまいそうです。
できればこのレビューでRealtekの伝説を崩して欲しいものです。 カタログより、消費電力は最大2W。付属のブラケットでLowProfileに対応します。 なお、パッケージ中には全く意味のなさないPLANEXのロゴステッカーが同梱されています。 ロゴステッカーは要らないので\1でもいいから値下げして頂きたいものです。 ドライバの設定項目ですが、RTL8139x以下の2項目しかありません。危険な香りがします。
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・コントローラーチップ Realtek製“ RTL8169S-32” RTL8169の後継チップで、32bit版(RTL8169S-32)と64bit版(RTL8169S-64)があり、パッケージもそれぞれ異なります。32bit版が128-pin QFP(T\RTL8139xと同じ形状)で、64ビット版が233-pin TFBGAになります。 主な変更点は、PHYを内蔵することによりワンチップ化されたことと、180nmプロセスで製造されるようになったため、小型化したことです。 送信用に8kb,受信用に64kbのFIFO Bufferを内蔵しています。 また、同時に発表されたコントローラーチップとしては「RTL8110S」があり、こちらは機能がほとんど同じですが、マザーボードのオンボード向け(LOM対応)となっていて、 GIGABYTE製マザーボード “GA-7N400 Pro2”や DFI製マザーボード “865PE INFINITY” 等に搭載されています。 |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは2個。 「LINK/ACT」,「10/100/1000」 接続速度表示LEDは2色(緑/橙)です。 |
・トランスフォーマー TAIMAG製“IH-002” |
・WOL端子 空きパターンがあります。 |
・BootROM 空きパターンがあります。 |
フレッツスクエアでの速度測定
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期待通り新たな伝説を築いてくれました。 CPU負荷を見たところ、100Base-TX環境下ではRTL8139xほどの負荷はありませんでしたが、1000Base-T環境下においては非常に高い負荷を示しました。 これはAltima製AC1002よりも高負荷です。 グラフを見る限りでは、Realtek製ドライバ(ver.6.06)よりもPLANEXドライバ(Ver1.01)のほうが高負荷のようです。 また、RTL8169Sコントローラーチップの発熱を調べたところ、1000Base-T通信時は80℃を優に超える驚異的な温度でした。 チップのサイズが小さいとはいえ、この温度で運用するには相当な覚悟が必要かと思われます。 少なくともケース内温度の上昇には確実に寄与します。たかが安物NIC一枚の発熱に、他スロットのPCI/AGPカードがやられる危険性も十分に考えられます。 100Base-TX通信時のチップ温度は普通で、50℃程度でした。 転送速度では問題無いようですが、いずれにしてもどうしようもなく緊急の時以外では使いたくないNICです。 |