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IBMのサーバー向けパーツ(?)と思われる、AMD製“AM79C971”搭載NIC。 購入時の箱には“31L4180”とありましたが、正式な型番は“08L3341”のようです。 一見すると基板の作りは他のAM79C971チップ搭載NICとは異なります。 しかしよく見るとLEVEL ONE製のPHYコントローラーを搭載している点や64kbyteのFIFO Bufferメモリを搭載している点で一緒です。 ただ、コンデンサ等の細かな部品が安めのパーツで構成されているので、信頼性ではHP製AM79C971搭載NICのほうが高いと思われます。 Boot ROMやWOL端子は搭載していません。対応PCIバスは 32bit 33MHzまでとなります。 |
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・コントローラーチップ AMD製“AM79C971/Presidio 3” (pdf形式)。(ドキュメントその2(pdf形式)) 160-pin PQFPパッケージで、PCI2.1に準拠し、5V,3.3V両方から電源供給が可能です。 また、外付けで128kbまでのSRAM FIFO Bufferを付けることが可能です。 その他機能も現行のコントローラーチップと同様のものが実装されています。 AMD製コントローラーチップは主にサーバー用途で使用され、高く評価されています。 国内主要メーカーではcoregaから、AM79C973搭載NICとして CG-FEWPCITXという製品が発売されています。 |
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・PHYコントローラー Level One製“LXT970QC” Level One社(http://www.level1.com/)は、1999年8月にIntelに買収されています。 |
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・FIFO Buffer ISSI製“IS61C256”。 32kx8bitのSRAMです。 このNICでは2個搭載されているので、FIFOとして64kByteが搭載されていることになります。 |
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・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは「ACT」,「LNK」,「100」の3個。 |
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・トランスフォーマー YCL Electronics製“20PMT05” |
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![]() 他のAM79C971チップ搭載NICと比べて負荷や速度面で劣ることはありせんでしたが、Pro/100 Sと比較すると高負荷でした。 サーバー用途のNICとして考えると、コントローラーチップには問題はありませんが、基板の造り・実装部品に安っぽさを感じます。 AMD製チップ搭載サーバーNICの中ではあまり信頼できない部類に入りそうです。 |