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NIC MANIA > LANカードレビュー > LGY-PCI-TXC |
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数々の不具合を起こした悪名高きLANカードですが、一方で評価もされています。 不具合についてですが、初期には「一部のUSBコントローラと割りこみを共有すると通信速度が遅くなる」という不具合がありました (ドライバVer.1.01以降で修正済み)。 もう一つが有名な不具合で、「ADSLモデムやフレッツ接続ツールとの相性問題によりフリーズが起こることがある」というものです。 詳しくは以下のリンクあたりが参考になるかもしれません。 http://buffalo.melcoinc.co.jp/qa/lan/b1300130.html http://www.rbbtoday.com/news/20010326/3177.html ドライバVer. 1.02以降ではその不具合が解消されたようです。 速度面ではそれなりの評価がされていて、低価格LANカードにして結構速いという報告をよく見かけます。 SiS製ドライバ(SiS900用としてされているものは Ver.1.14)をインストールしたほうが 安定かつ高速という情報も見かけますが、今回のレビューでは速度の向上は確認できませんでした。 対応PCIバスは2.0以降。 |
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・コントローラーチップ SiS製のSiS900。 National Semiconductor製の”DP83815DVNG”の互換品です。 機能としては他のチップとまったく変わりありません。一般的な10BASE-T, 100BASE-TX対応チップです。ACPI,WOLにも対応。 WindowsXPの標準ドライバでは”SiS900”として自動認識されますが、他のOSでは標準のドライバで認識されませんので、 別途ドライバをインストールする必要があります。 Realtek,DEC,SISの三大ネットワークコントローラーの中では、このSiS900が一番CPUへの負荷が低いと言われています。 チップの発熱量はRealtek製に比べて大きいようです。 |
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・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは2個。 LINK/ACT と、 Full Duplex。 |
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・トランスフォーマー YCL製の20PMT04B(PDF形式) |
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・speed.rbbtoday.comでの速度測定
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・Studio Radishでの速度測定
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データ転送時間とチップ表面温度(℃)
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![]() メルコ製にしてはめずらしく良い品を出しています。このNICはCPU負荷や発熱面で、かなり優秀な成績を示しました。 ドライバはSiS提供のもののほうが安定しているように感じられました。 今となっては入手しにくいNICですが、まれにジャンク品として\100程度で売られていることもあるそうです。 intelや3comのNICが余っているのであれば話は別ですが、予備用として押さえていても損はしない逸品です。 |