NIC MANIA > LANカードレビュー > PRO/100+ Pro/100+ Management Adapter |
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Intel製"i82559"を搭載したLANカード。 i82559の集積度が高まったことにより、従来の8255xシリーズに比べるとチップ・基板共に非常にコンパクトになりました。 何よりも大きいのが製造プロセスの微細化による低消費電力化と発熱量の減少です。このカードの消費電力は、カタログによると 0.67Wしかありません(+5VDC)。 ジャンクとして流通している量は非常に少ないと思われます。それ故価格もジャンクにしては 高すぎるくらいに設定されてます。 i82559搭載NICには3種類あり、それぞれの名前は以下のようになります。 Pro/100+ Adapter(WOL無し) Pro/100+ Management Adapter(WOL付き) Pro/100+ Server Adapter 今回入手したものは、WOL端子の付いている『Pro/100+ Management Adapter』になります。 また、上記3種のNICは玄人志向より発売されているブラケット(販売終了)、または AINEX製“PA-010LAN”に取り替えることでLow Profileにも対応します(かっちぇさん、情報&取り付け確認ありがとうございました)。 Intelサイトの内関連リンク: Pro/100+ Management Adapter 紹介 Pro/100+ カタログ 設定ソフトPROSetII及びDriver |
・コントローラーチップ Intel製“i82559” 82557/82558/82558Bと比べるとサイズが1/4程度に縮小された、"BGA 15mm2"パッケージになりました。 それに伴い省電力化が進み、従来の8255xシリーズに比べ、約80%も消費電力が押さえられているとのことです。当然、これはチップの発熱にも 影響してきます。このチップの発熱量は非常に小さく、高負荷時でも温かい程度にしか熱を持ちません。 もちろんPHY内蔵のワンチップ型で、送信・受信用にそれぞれ3 KbyteずつのFIFO Bufferを内蔵しています(Pro/100S は9kbyteずつ)。 PCI2.2にも対応しているのでLOMによるWake Upが可能です。 これの組み込み機器向け版が"82559ER"で、さらに小型化、低消費電力化(0.41W@+3.3VDC)されています。高温環境向けのバージョンもあるようです。 |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは2個。 「ACT/LINK」,「100TX」 |
・Boot ROM ATMEL製 "AT49BV512"。 64K×8 = 512KbitのFlash ROMで、2.7V,70nsものです。 |
・WOL端子 あまり見ないソケットなので、バルクで購入した場合はケーブルの自作が必要になりそうです。 PCI2.2に対応していればLOMによるWakeUPが可能です。 |
・トランスフォーマー Pulse製“H1138”(PDF形式) |
相変わらずですが、デフォルトではアダプティブ テクノロジが有効になっています。 これを『オフ』に。 | |
アダプティブ パフォーマンス チューニングを『アダプタの帯域側』にすることで、 より良好なパフォーマンスを得ることができます。 |
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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スペックでPro/100 Sと比較するとFIFO Buffer量に違いがありますが、実質的な速度・負荷の性能差 は誤差範囲程度しか認められませんでした。 8255x搭載NICよりも圧倒的に発熱が低く、さらにはLow Profileに対応可能ということを考えると、環境によってはPro/100 Sよりも 利用価値が高いかもしれません。 |