NIC MANIA > LANカードレビュー > TNETE100 |
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Compaqのワークステーション“Professional Workstation 5000 / 5100 / 6000 / 8000”あたりに搭載されていたと思われる、TIことTexas Instruments製
LANコントローラー“TNETE100(Thunderlan)”搭載NIC。正式名称は『Netelligent 10/100TX UTP PCI Controller』と思われます。 NICではあまり聞かないTexas InstrumentsTI社ですが、半導体メーカーとしては非常に有名で、無線LANやBLUETOOTH等のネットワーク/ワイヤレス関連品のみならず、 PCI Express用PYHやオーディオ,ビデオ関連チップなど、かなり幅広く製品を開発しています。 ワークステーション向けであることやThunderlanを熱烈的に愛してやまない方がいるということを考えると、性能や信頼性はあるのでしょう。 実際、この製品の作りはNICとしては非常にしっかりしています。 ・HP社提供のドライバ(MS-DOS/Windows 3.1 , Windows 95 , WindowsNT , OS/2 , NetWare)はこちら なお、WindowsXPデフォルトドライバでは問題なく「Netelligent 10/100TX UTP PCI Controller」として認識されました。
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・コントローラーチップ Texas Instruments (TI)製 “TNETE100”。“Thunderlan”とも呼ばれています。 パッケージは144pinのQFPで、10Base-T,10Base-5は物理層まで、100Base-TXは論理層までが実装されたコントローラーです。 32Bit,33MHz PCIに対応し、Auto-Negotiationにも対応。 3.375Kbyteのメモリを内蔵し、そのうち1.5Kbyteを受信用として,0.75Kbyte×2を送信用として使用しています。 この製品ではオプション扱いですが、Boot ROMもサポートしています。 |
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・PYHコントローラー National Semiconductor製“DP83840” |
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・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは「LINK」,「ACT」,「100」の3個。 |
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・トランスフォーマー Delta製“LF8220”。 |
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![]() i82558Bチップと同期くらいのコントローラーチップの中では割と負荷が低い気がします。 しかしながら発熱はそれないにあり、60℃(ケース内温度+36℃)でした。今となっては魅力的なNICではありません。 ジャンクでも見かける機会の少ないNICなので、NICコレクションが趣味の方は見かけ次第購入しないと後悔しそうです。 |